リンパの滞りを解消すると、体の不調がよくなるようです。
以前からリンパマッサージに興味があり調べてみたところ、なかなかいいお値段だし、
第一子供を連れてはいかれないのでムリだなぁ、と諦めていました。
でも、自分でもできる簡単な方法があるようです!
しかもむくみを解消して小顔にもなれるとか。
リンパについて学びながら、マッサージの方法も紹介しますね。
リンパとは?
リンパ液は毛細血管の届かない場所にまで酸素や栄養分を運び、
老廃物を回収して排出する役割があります。
そのリンパ液が入っているのがリンパ管で、老廃物の約90%がリンパ管によって運ばれ外部に排出されます。
老廃物は、汗や尿となり体外へ排出されるため、
体内に毒素を溜まらないようになっていますが、このリンパが滞ってしまったらどうでしょう。
冷えやむくみなどのトラブルの原因となります。
血液は心臓のポンプ機能によって体を循環していますが、リンパにはそのような機能がありません。
筋肉によって流れるのですが、そのスピードは早くありません。
血液が1分間で全身を一周するのに対し、リンパは1分間で24~30cmとゆっくりです。
しかも、座りっぱなし、立ちっぱなしなど同じ姿勢でいると老廃物が滞ってしまいます。
肩こりがあったり、ストレスで筋肉に緊張がある場合もリンパを圧迫して動きが悪くなり、
痛みやダルさを感じさせるのです。
また、老廃物はシワやたるみの原因になったり、免疫力の低下も招きます。
リンパを流すには?
リンパ液は「リンパ節」と呼ばれる、体の各要所にある関所を通りながら、循環しています。
このリンパ節に流れて来た、リンパ液中の老廃物は、
ここで浄化され、きれいなリンパ液になり再び体を巡っていきます。
ということは、このリンパ節に向けてマッサージすれば、
滞った老廃物を押し流すことができますね!
リンパマッサージの方法
上記のイラストがリンパ節のある主な場所ですが、なんと全身に600箇所以上あるそうです!
そのすべてをマッサージするのは大変ですし、把握するだけでも難しいです。
ですので、重要な箇所を3つだけお伝えしますね!
その3つとは鎖骨、脇の下、鼠径部です。一つづつ解説しますね。
鎖骨のリンパ節
体内で集められたリンパ液の終着点ですので、マッサージする上でまず覚えてほしいところです。
「リンパのゴミ箱」と言われるところなので、このリンパが溜まっていると、
他のリンパ節がきれいになっていても意味がありません。
リンパが滞ると「むくみ」が現れますが、鎖骨のリンパ節をほぐすことによって、
むくみの解消が実感できると思います。
タイトルにもある「小顔」を目指す上でも、まずここをほぐしたいところです。
時間がなければ鎖骨だけでもマッサージするようにしましょう。
やり方は、鎖骨を指で挟み、中心から外側へとさするようにします。
脇の下のリンパ節
このリンパ節が滞ると、肩が凝ったり、風邪を引きやすくなると言われています。
マッサージのやり方は、片腕を上げて反対側の手の親指以外の4本を脇の下に当てます。
下から上に押し上げるようにします。
更に指を背中に近い方にずらし、骨に沿って下から上に押します。
鼠径部のリンパ節
下半身のリンパが溜まります。
このリンパ節の滞りをなくすことで、ヒップのたるみや、下半身のむくみの解消につながります。
マッサージのやり方は、仰向けになって膝を立て、両手のひらで恥骨のあたりから内側に向けてさすります。
まとめ
本格的なマッサージを行うのは大変ですが、上記3か所だけなら毎日でもできそうですね。
リンパマッサージで老廃物を溜めないよう、こころがけていきましょう。