グルテンフリーという言葉を最近知りました！
なんでも健康、美容にいいということで、美肌になれるとか!?
それならぜひ取り入れたいところです。
「グルテンフリー」というのは「グルテン」が「フリー(ない)」な状態のことですよね。
グルテンという言葉は聞いたことがあっても実際どういうものかわからないので、調べてみました！
グルテンとは？
グルテンとは、小麦や大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質の一種で、穀物の胚乳から生成されます。
小麦粉の時点では含まれませんが、水を加えてこねると、小麦に含まれている二つのタンパク質「グリアジン」「グリテニン」が結びついて「グルテン」になります。
パンやピザなどのもちもちした食感、麺のコシのある歯ごたえなどはこの成分によるものです。
植物性タンパク質なので、動物性タンパク質の代わりに使われることもあります。
グルテンがあるとなぜいけないの？
私はパン大好きなので、グルテンが入ってないとあの食感が味わえないのでは？と思ってしまいます。
タンパク質なら体に悪くないのでは？とも思いますが、グルテンは体にどのような影響を及ぼすのでしょう。
グルテンが引き起こす症状
下記の体質に当てはまる人がグルテンを摂取すると、それぞれの症状が現れます。
小麦アレルギー
小麦に含まれるタンパク質に反応して症状が出ます。そのタンパク質にはグルテンも含まれます。
症状には個人差があり、軽いものかが重い症状まで様々です。重症の場合、命を落とすこともあります。
セリアック病
グルテンのみに反応する自己免疫疾患です。グルテンを摂取すると、免疫反応が元になって栄養を吸収できなくなり、栄養失調に陥ります。
グルテン不耐性
上記の小麦アレルギーとセルアック病も広い意味ではグルテン不耐性ですが、小麦アレルギーでもセリアック病でもないグルテン不耐性の人もいます。
グルテンを分解する酵素が少ない、または持っていない人は、分解されないグルテンが小腸に残ってしまい、栄養の摂取が難しくなります。
グルテン不耐性の人がパンやパスタなど、グルテンを含むものを摂取していると、栄養が取れないので疲れやすく、肌が荒れ、筋力もつきにくいです。
小麦アレルギー、セリアック病は検査でわかります。
問題はグルテン不耐性です。抗体検査に引っかからないのです。
グルテン不耐性の人は20％、つまり5人に1人はグルテン不耐性です。
小麦アレルギー、セリアック病はともかく、自分がグルテン不耐性かどうかは検査ではわからないので、どうやったら自分が該当するのかわかるのでしょうか?
それは、今のところグルテンフリーを試してみるしかないようです。
グルテンフリーを試してみて体調がよくなり、やめると体調不良になるようであれば、グルテン不耐性の可能性が高いです。
グルテンフリーで健康に!?
グルテンフリーという方法は元々セリアック病の人のために生まれたものです。
小麦アレルギーを含む広い意味でのグルテン不耐性の人にはグルテンフリーは効果的です。
グルテン不耐性でなくてもグルテンフリーは健康によい、効果があるという説、グルテン不耐性でないと効果がない、という説があります。
そのことを踏まえた上で、グルテンフリーの効果を見てみましょう！
グルテンフリーの効果
では、グルテン不耐性の人がグルテンフリーの食生活をすると、どんな効果があるのでしょうか。
1. 美肌効果
グルテンフリーによって腸が正常に働くようになると、吹き出物ができにくくなり、肌の再生がきちんと行われるようになります。
また、血糖値の上昇を予防することが皮脂を過剰に分泌することを防ぎ、化粧崩れや肌荒れを防ぎます。
2.アンチエイジング
老化を促進させるAGEという成分は、小麦粉と牛乳によって構成されます。
グルテンフリーでそれらの組み合わせを避けることによって、AGEが体内に取りいれることを防ぐので、アンチエイジングにつながります。
3.免疫力を高める
グルテンは小腸の壁を傷つけて、そこから毒素が入り、下痢や便秘などのトラブルを引き起こすことがあります。
小腸のトラブルは腸内環境の悪化を招きますが、グルテンフリーによって腸内環境が整うことにより、免疫力が高まります。
4.ダイエット効果
グルテンには食欲を増進させる効果があります。
言われてみれば、ケーキの食べ放題ってたくさん食べてしまいますよね～。
あれはグルテンの成せる技だったのか。
脱線しましたが、グルテンフリーの食生活ではその食欲増進のグルテンを摂取しないので、ダイエットにつながります。
グルテンフリーの実践法
まず、普段の食生活を考えてみましょう。
小麦粉を使っている料理やスイーツは多く、そこにはグルテンが含まれています。
そのグルテンの含まれているものを食べないようにしましょう。
パン、パスタ、ピザ、ケーキ、クッキーなど、本当に多く使われていますね。
グルテンは洋食やスイーツだけでなく、和食にも使われます。
うどん、お好み焼き、たこ焼きなど。
また、小麦粉が使われていることを忘れがちなものもあります。
食べ物では揚げ物、シリアル。
飲み物ではビール、麦茶。
調味料では、醤油や味噌なども見落としがちです。
買い物の際は、成分表示をチェックするようにしましょう。
グルテンの代替品を使いましょう
ここまできて諦めの悪い私。
どーーーしても、パンやスイーツを諦められません！
健康は大事だけど、我慢してストレスを溜めたらそれはそれで体に悪い！と言い訳してみたり。
でも大丈夫！小麦の代替品を使えばいいみたいです。
代替品としては、米粉、大豆粉、トウモロコシ粉などがあります。
米粉はスーパーでも普通に売られていますから購入に困ることはなさそうですね。
グルテンフリーの注意点
グルテンフリーの食生活を始めると、グルテンの含まれたものを食べたくなってイライラすることがあるそうです。
グルテンに含まれるグリアジンには中毒性があり、それを断つことでイライラしてしまうのです。
そういう場合には、少しずつグルテンフリーにしてみる、など工夫しながらとりくみたいですね。
まとめ
グルテンフリーを意識せず、小麦が良くないって聞いたから数日やめてみたら体調がよくなった！なんていう声もあります。
グルテンフリーは、グルテン不耐性でない場合必ずしも効果があるとは限りませんが、私はやってみて損はなさそうだな、と思いました。
それで快適な体調になればラッキーですものね。
とりあえず、ホームベーカリーでパンを焼くときに小麦粉を米粉に変えてみようと思います。
グルテンフリーが気になった方は、ぜひ一度試してみて下さい。
