胃痛・腹痛に悩まされる時ってありますよね。
原因はわからないけれど、不快感があったり、耐えられないくらいつらかったり。
実は私、子供の頃から胃腸が弱く、結構な頻度で胃痛・腹痛に苦しんでいます。
先日も同じように苦しむ日が続き、心配した家族に言われました。
「それってピロリ菌じゃないの??」
ピロリ菌!?そんなふざけた名前の菌が私の体にいてたまるかー!!
…と、言いたいところですが、実のところピロリ菌がどういうものか知りません。
まずは敵を知ろう!と調べてみました。
ピロリ菌にはどうやって感染するの?原因は?
ピロリ菌は、正式には「ヘリコバクター・ピロリ菌」と言います。
食べ物や飲み物などの経口感染がほとんどだそうです。
でも、現代では衛生環境が整っているので、飲食物に混入しているの?って思いませんか。
日本での感染者の多くは50代以上で、衛生環境の整っていなかった幼少期に感染していることが多いそうです。
なぜピロリ菌は胃の中で生きていられるの?
胃には胃酸があるのだから、胃に入ったら生きていられないのでは?と思うのですがなぜそうならないのでしょう。
ピロリ菌は「ウレアーゼ」という酵素を持っていて、その酵素によって胃酸から守られているそうです。
自分の周りにバリアを張った状態にして胃の中で生きているそうです。
うーん、しぶとい菌ですね。
そんなしぶとい菌に感染したら、どんな症状が出るのでしょうか。
ピロリ菌に感染した時の症状
日本の50代以上の人の70~80%がピロリ菌に感染しているそうです。
そんなに!?では、50代以上の人のほとんどが胃腸でつらい症状が出ているの??
そう思いましたが、感染しただけでは症状は出ないそうです。
感染者の70%は症状がないそうですよ。
ただ、残り30%の感染者はピロリ菌が原因で病気になることがあるそうです。
その症状はさまざまで、胃が痛かったり胃もたれがしたり、胃になんらかの不快感があるようです。
病気になってからピロリ菌に感染していることがわかることが多いようですが、どのような病気を引き起こすのでしょうか。
ピロリ菌が引き起こす主な病気
前述のピロリ菌の酵素ウレアーゼは、胃の中の尿素と反応してアンモニアを発生させます。
そのアンモニアによって胃の粘膜が傷つけられたりして病気を引き起こすことがあります。
慢性胃炎
胃の粘膜に炎症を起こした状態です。ピロリ菌の感染が主な原因です。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃液によって胃や十二指腸の壁がダメージを受けて炎症を起こしている状態です。
患者のピロリ菌感染率はなんと90%だそうです!
ピロリ菌を除染することで、再現率が減少しています。
胃がん
ピロリ菌は発がん物質と認定されています。胃がんになった場合、除菌が推奨されます。
菌が発見されてから、除菌により発生率が1/3に抑制されたそうです。
ピロリ菌除菌は胃がんの予防にもなるんですね!
自分は保菌者?検査はできるの?
病気になって検査をしてみたらピロリ菌がいた、とわかる場合が多いそうですが、できれば病気になる前に菌がいるかどうか知りたいですよね。
どうすればわかるのでしょうか。
・胃カメラ
・呼気検査
・便検査
上記の方法があります。まずは病院、ですね。
治療方法は?除菌はできるの?
服薬によって、治療が可能です。7~14日間服用します。
正しく服用すれば75%の割合で除菌できるそうです。
もし一回の治療で成功しなかった場合は別の薬で2回目の除菌をします。
治療が終了してから4週間後に再度検査します。
治療中は腹痛や下痢を起こすことがあります。これは、薬に抗菌薬が含まれているためです。
まとめ
胃に不快感があり、それが持続する場合、ピロリ菌かどうかはともかく、まずは病院に行ってみましょう。
ちなみに私の場合ですが、家族の勧めもあって病院で検査しました。
初の胃カメラに緊張しましたが、麻酔を使うことができて苦しい思いをせずに検査できました。
結果は異常なし!原因不明とも言えますが、ピロリ菌がいなくてよかったです。
ピロリ菌の感染を検査されたい方は、胃カメラの検査を受けられる病院がよいようです。
健康のため、気になる方は病院に相談しましょう。