soup


ウェルシュ菌
を知っていますか?

私は正直知りませんでした。名前を聞いたこともありませんでした…
ウェルシュ菌は食中毒の原因になる菌の一つです。

料理をされる方は食中毒には注意する方が多いと思います。
特に夏場は、食品が悪くなりやすいですよね。

私も、食中毒は注意していますが、ウェルシュ菌は知りませんでした。
私みたいに知らない方もいると思うので、ウェルシュ菌について細かくご紹介します。

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ウェルシュ菌について

bacteria

ウェルシュ菌は人の腸内にも潜伏している細菌です。

他には土や水にも潜伏し、牛や魚や鶏は保菌していることが多いです。

ウェルシュ菌は、熱に強い芽胞を作ります。芽胞は加熱しても生き残ります。

食品の温度が、発育に適した温度まで下がると急速に繁殖してしまう恐ろしい菌です。
カレーやシチュー、スープ類などは要注意です。

カレーなどの大鍋で大量に作る料理は中心部の酸素が少なくなります。
酸素が少ない場所は、ウェルシュ菌が好む場所なので、注意が必要です。
加熱しても生き残るのが厄介ですよね。

加熱しても菌が死なないということは、どうすればいいの?
となるのが本音です。

ポイントは、「ウェルシュ菌は酸素が嫌い」ということです。

酸素が少なくならないようにするのが重要です。

では、実際にどのようにすればいいのかご紹介します。

ウェルシュ菌の殺菌方法

curry

結論から言いますと、ウェルシュ菌の殺菌方法は正直少ないです。

加熱調理でウェルシュ菌は死なないとお伝えしましたが、120度程度になるまで加熱をすれば殺菌は可能です。
ですが普通の鍋で120度まで温めるのは難しいです。

そこで数少ない殺菌方法をご紹介します。

圧力鍋

圧力鍋は高圧力で加熱します。

圧力鍋にもよりますが、だいたいお鍋の中は120度前後になるそうです。
なので、120度で15分程度加熱をすると殺菌は可能だと言われています。

でも、圧力鍋がご家庭にある方は少ないのではないでしょうか?
私も持っていません。

この方法ぐらいしか家庭で殺菌できる方法はありません。

なので、殺菌する方法を考えるのではなく、そもそも
菌を繁殖させないようにするのが重要
です!

ウェルシュ菌を繁殖させない方法

よくかき混ぜる

ウェルシュ菌は酸素が苦手です。酸素が少ないところを好みます。
なので、調理中はしっかり鍋をかき混ぜましょう!

カレーなどはしっかり煮込みたいですよね。
煮込んでいる間は、ずっと鍋をかき混ぜているのも大変ですよね。

ですが菌を繁殖させないためにも、まめにかき混ぜましょう。
鍋の底の方に繁殖しやすいので、底の方からしっかり混ぜるように心がけるといいかもしれません。

室温で放置を避ける

カレーなどは大量に作って次の日も食べるという方は多いのではないでしょうか?
私も2日間カレーを食べるので、大量に作ります。

次の日に食べるからと言って、室温で放置している方は注意です!

ウェルシュ菌は40度〜60度が発育しやすい温度と言われています。

なので、室温で放置してしまうと、発育しやすい温度で長い時間放置されてしまいます。

冷蔵庫で保存するようにしましょう。

また、冷蔵庫に入れる前に粗熱をとる必要があります。
粗熱を素早くとるのが重要です!
鍋底を氷水につけたり、小分けにして冷やすなどしましょう!

早く食べきる

何回もカレーを温めなおして食べるのを繰り返すと、菌が繁殖してしまいます。
できるだけ早く食べきるようにしましょう!

でもカレーを一晩ねかせると美味しく感じますよね…
一晩寝かせたい方は、圧力鍋で再加熱をお勧めします。
または、よくかき混ぜながら再加熱しましょう!

ウェルシュ菌による食中毒の症状

主には
下痢
腹痛
などです。

とても強力な毒性はありませんが、体調によっては症状が重くなってしまう危険性もあるので注意してください。

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まとめ

  • ウェルシュ菌について
  • ウェルシュ菌の殺菌方法
  • 圧力鍋
  • ウェルシュ菌を繁殖させない方法
  • よくかき混ぜる
  • 室温で放置をさける
  • 早く食べきる
  • ウェルシュ菌による食中毒の症状

上記内容でご紹介しました。
参考にしていただけたら嬉しいです。

カレーで食中毒になるのは驚きでしたね。
香辛料がいっぱいの食べ物は、食中毒になりにくいと思っていましたが、そうではなさそうですね…

夏は食中毒に特に注意が必要な季節ですね。

最近、情報社会だからか、様々な食中毒のお話を知る機会が増えてきて、少し怖いと思っています。

食中毒に気をつけて、楽しく健康に生活できるといいですね!