夏でもないのに夏バテのようなものすごい疲労感が続いたことがあります。
風邪を引いてもいないのにとにかく体がダルくてつらい…。
「もしかしてカリウム不足じゃない?」
カリウム?友人にそう言われても、あまりピンとこない栄養素でした。
そういえば、意識してカリウムを摂ろうとしてないなぁ、不足しても不思議ではないかも。
そう思い、調べてみました。
カリウムが不足するとどんな症状が出るのでしょう。
カリウムとは
カリウムはナトリウムとペアで「ブラザーイオン」と呼ばれる、細胞内に最も多いミネラルです。
体内の塩分を排出したり、筋肉のはたらきを助けたり、末梢血管を拡張する作用があるので、
血圧の低下や冷え性を改善する役割があります。
私たちが生きていく上でなくてはならない栄養素ですね!
カリウム不足が引き起こす症状
体がだるい、疲れやすい
筋力が低下し、体がだるく、疲れやすくなります。
筋肉をコントロールする神経のはたらきが悪くなり、脱力感があります。
不整脈、動悸
心臓の制御機能が低下してしまうので、心拍が安定せずに不整脈や動悸につながります。
また呼吸困難を引き起こすこともあります。
便秘、頻尿
賢機能が低下することから尿を濃縮するはたらきが鈍くなり、頻尿になります。
腸の機能も低下するので便秘につながります。
神経過敏、不安感、無気力
身体的な不調だけでなく、精神面にも不調が現れます。
慢性的な体調不良により不快感、不安感が常にあるとイライラしたり、逆に無気力になることがあります。
なぜカリウム不足になるの?
私のように疲労感を感じるだけならまだしも、重症化するとコワイですね!
カリウム不足になる原因は何なのでしょうか。
塩分の摂りすぎ、汗による対外への放出
塩分を摂りすぎると、ナトリウムとペアのカリウムも汗や尿となって対外に出てしまうため、カリウム不足となります。
また、塩分の摂りすぎでなくても、夏など汗をかくと同様にカリウム不足となり夏バテとなるのです。
下痢・嘔吐
下痢や嘔吐で体内の水分と共にカリウムが失われるとカリウム不足になります。
急激にカリウムが失われると意識が混濁するなど重症化することがあるので注意が必要です。
野菜、果物の不足
カリウムは野菜や果物に多く含まれています。
ですのでカリウムが含まれる食品を摂取しなければカリウム不足につながります。
カリウム不足を解消するには
どの野菜や果物にも多く含まれているようですが、効果的にカリウムを摂取したいものですね。
どのような食品に多く含まれているのでしょうか。
カリウムが多く含まれる食品
野菜:パセリ、ゆりね、にんにく、モロヘイヤ、しそ、枝豆、ほうれん草
果物:アボカド、バナナ、メロン、キウイ、さくらんぼ、ザクロ、パパイヤ
豆類:大豆、エンドウ豆、フライビーンズ、納豆、おから、うずら豆、豆乳
乾物:昆布、わかめ、ひじき、ベーキングパウダー、インスタントコーヒー粉、あおさ、切り干し大根
普段あまり食べないような食品もありますが、
スーパーなどで日常的に売られている食品も多いので、
摂取するのに難しいことはなさそうですね。
ただ、注意点が一つ!
カリウムは水に溶けだしやすいので、
煮たり茹でたりする時にはなるべく煮汁も利用したほうがよいということです。
なるべくなら生のものを摂取したいですが、野菜など調理が必要な場合は注意したいですね。
まとめ
カリウムが不足すると現れる代表的な症状のおさらいです。
- 体がだるい、疲れやすい
- 不整脈、動悸
- 便秘、頻尿
- 神経過敏、不安感、無気力
はっきりとカリウム不足かどうかを調べるのは病院に行かないとわかりませんが、
そうならないように普段から野菜や果物など、カリウムが多く含まれるものを多く摂取したいですね!