大人になってから一番起こって欲しくないトラブルの一つが
金銭トラブルではないでしょうか?
金銭トラブルを起こさないためには
小さいうちからお金にきちんと親子で向き合っておく必要があります。
ただいつから、どんな風にするのがベストなの?
どんなことをポイントにお金のこと教えるの?
そんな疑問のお役に立てる情報を書いていきたいと思います。
お金の教育は年齢別に順序を追って
子供がお小遣いを欲しがるようになったりする機会が増えたり、
親がお小遣いを与えようかなと考えるようになるのは
小学校高学年が一番多いと思います。
私のママ友は小学校に入って初めて迎えた誕生日の次の月から
お小遣いをスタートさせたそうです。
理由は子供がそんなに欲しいものでもないのに
「あれ買ってー」「これ買ってー」ばかり言うことと
学校の文房具をしょっちゅう無くして帰ってくることでした。
ママ、パパの財布が打ち出の小づちのように思ってるのか
お金の価値のわからない子になるんじゃないかそんな不安を覚えたママ友夫婦は
あえてお金に早く触れさせることにしました。
ただいきなり「はいお小遣いどうぞ」では難しいので
順序を追って慣れさせる方が良いです。
幼稚園時
この年頃の時は特にお金を教育しようという意図は無かったのですが
- お金を渡して物を買うこと
- 同じものでも店や場所によって値段が違う
この2つを教えます。
①の事を教えたかったのでクレジット払いは基本的にしませんでした。
クレジットカードも結局後でお金を払うのですが
そのシステムを理解するのはまだ難しいと思ったので、
あえて現金での買い物を見せるようにしてきました。
②はスーパーとコンビニだと値段が違うこと、
季節によってだとかお祭り会場では普段よりも高くなってることなどを会話の中で話していました。
小学校低学年
- お金は使うと無くなること
- お金は労働の対価として貰えること
- 貯金をすること
①なんて当たり前のことなのですが
物を買うとお金が無くなるということが理解できていても
親の財布からお金が出ていると、実感がわかないのが子供なんです。
なのでこれも低学年できちんと教えてあげてほしいです。
②も理解してると実感があるは違うと思います。
パパやママが仕事しているからお金が貰えてご飯が食べれたり、
お菓子が食べれて遊びに行けるのはわかっている。
しかし、実際仕事をしてお金を貰う経験の無い子供に実感はなくて当たり前なので
これも教えてあげなくてはいけません。
これらのことをキッザニアという施設がありここで学びました。
ご存じの方も多いと思いますが簡単に説明させていただくと
子供が仕事をしてそこで仕事の対価としてキッザニアの中でだけ
通用する通貨がもらえます。
その通貨でキッザニアの中にあるショップなどで買い物ができたり、
銀行に預けて次に行く時まで預かってもらえたりと
世の中のお金の仕組みを理解するのにすごく良くできたテーマパークです。
③の貯金は習慣になっていないとなかなか出来ないことだと自分自身が実感しているからです。
少しづつで良いから貯金をすることを習慣にして欲しいですよね。
貯金箱に貯めさせて半年に1回郵便局に入金しに行ってました。
数字が増えていくとやる気になるのは子供も大人も同じのようです(笑)
小学校高学年
- 計画的に使う
- 少し大きなお金のやりくり
何かを買う目標を建ててそれに向けて貯めたりできるようにしていきたかったので
ママ友の家では低学年のうちは
1週間に一回学年×100円を渡していたようなのですが
高学年になった月から1か月分渡すことにしました。
最初の3か月は1週間で1か月分使い切っていましたが
しばらくするとうまくやりくりするようになっていました。
それでもお小遣いが足りなくなることもあり困って
そんなときは貯金に手をつけたりもしていましたが
貯金の大事さも実感していたようでした。
お小遣い金額はどうする?どんな風にあげる?
お金の教育をするのにお小遣いはとても良い制度だと考えていたので
お小遣いは渡すことになんの迷いもありませんでした。
どのようにあげるかで主人と意見が割れました。
これはママ友と話しても意見が色々出たのでいろんなご意見があると思います。
いろいろ聞いたお小遣いのあげ方をまとめるとこんな感じでした。
①お手伝いをしてその対価としてあげる
この方法は働くとお金がもらえるという労働の対価はお金と学ぶのにはすごく適していますが
お金を渡さないとお手伝いをしなくなってしまうデメリットがあります。
②テストの点数や習い事の入賞などのときにあげる
これは短期間でやる気や結果を出させるのには良い方法なんですが
「テストは誰のために頑張るの?」「習い事は何のために頑張るの?」が
わからなくなってしまいそうな気がします。
③お小遣いはお金の教育費と思って渡す
確かに何かの対価にするよりは教育に必要なお金と考えるのは理にかなってるかもしてない。
①か③かで私たち夫婦は意見が割れ話し合った結果
こんな結果に収まりました。
お小遣いをもらうために1つ必ず毎日するお手伝いを決めました。
このお手伝いを毎日した時のお小遣い、
そしてお手伝いを忘れた、もしくはしなかったときのお小遣いの額を変えました。
責任を持たせる事とと労働の対価で貰えるということを教えました。
ただ、自分の食べる時に使用した皿を流しに運ぶなどの家族の一員として当然の事としてやる手伝いについては
お小遣いをあげる対象にはしませんでした。
お小遣いをあげる手伝いの内容も子供の年齢や能力によって1年に1回ぐらい見直しましょう。
お小遣いを渡すときにする子供とする約束
お小遣いを渡す時には必ずいくつかの約束をします。
そしてその約束が守れなかった時には次のお小遣いは無し
という約束も最初にしておいた方が良いでしょう。
我が家の約束は
- 使う時は使う前に何に使うか理由を言うこと。
- 貸さない、おごらない。
- お小遣い帳を書くこと。
これが子供にした約束でした。
ただ親にも1つ約束が途中から増えました。
それは「子供の買う物にケチをつけない」と言う事です。
なぜかと言うと
子供がお小遣いを使用する時に「そんなつまらないものに使わないの!」とか
「そんなに使うの?」と言い過ぎて子供から
「自分のお小遣いなのに・・・自由に使えないならもういらない。」
と言われてしまったことがありました・・・
それを聞いた旦那が
「失敗をさせないように導くんじゃなくて今、失敗させといたら?」と言われたんです。
確かにお金使いすぎて困るも経験、
自分のお小遣いでつまんないものを買って本当に欲しいものが買えないなくなるのも経験だなと。
この経験こそお金の教育だと思ってそこから口をださないようにしてました。
つまらないものを買って後悔したり予定通りお金が使えず月の後半困ったりしてましたが
その経験を踏まえて今、少しづつ上手になってきています。
親としてはつい口に出してしまいますが少し見守って失敗させてみてはどうでしょうか?
まとめ
いきなり大きな額は難しいので小さい額や
短い期間でお金の使い方を練習させておくと良いでしょう。
最初に約束を決めてその約束以外のことはあまり口を出さず
失敗したときにアドバイスを送ってあげると良いでしょう。
一緒にお買い物に行ったり、銀行にいったりというのも世の中のお金の流れを
学ぶ良い機会になると思います。
お金の教育は一生ものなのできちんと身につけてあげたいですよね!